【python】venvで仮想環境構築

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pythonでいろいろなモジュールを入れていくと、今実行したいスクリプトの必要最低限のモジュールが分からなくなったり、モジュール間で関数が衝突してうまく動かなかったりします。

それを避けるために、仮想環境を構築することがあります。

仮想環境構築には様々なやり方がありますが、ひと昔前はAnacondaがメジャーでした。

ただ、Anacondaが商用化有償化されて、企業での開発では避けられるケースが出てきました。

趣味でコーディングする場合は、Anacondaで仮想環境を構築するのは当然OKです。

ただ、どうせなら企業でも使えるスキルを養いたいと思うのが人情じゃないでしょうか。

Anacondaからの乗り換え先

Anacondaに変わる乗り換え先全般は以下に掲載されてます。

Anacondaが有償化されて困っている人に贈る、Pythonのパッケージ管理 - Qiita
Anacondaの商用有償化こちらの記事でご存知の方も多いかと思いますが、2020/4より、従業員数200名以上の営利企業では、Anacondaの利用が有償化されたようです(無料のIndivi…

上記を含めて、目ぼしい仮想環境を構築は、以下になると思います。

商用無償で使えるpython 仮想環境の例
  • conda : 新規作成した仮想環境に最初からいくつかのメジャーパッケージが入っている
  • venv : 新規作成した仮想環境が空っぽに近い環境からスタート
  • Docker : 上記2つとは少し毛色が違う。コンソール等の実行環境含めて新しく作っていくイメージ。

今回は、比較的簡単で、かつ、シンプルな作業で仮想環境を構築できるvenvについて、仮想環境を構築するときの備忘録を記していきます。

動作環境

  • OS : Windows11
  • ターミナル : Powershell, コマンドプロンプト …なんでもOK
  • Python 3.10.7

venvでの仮想環境構築ですること

仮想環境構築

仮想環境を作りたいディレクトリに移動して、以下を実行。

> python -m venv [環境名]

こちらのコードでもOKです。

> py -3 -m venv [環境名]

これで仮想環境が自分がつけた環境名で構築されました。

仮想環境をアクティベーション

作った仮想環境に入って作業するために、環境をアクティベーションします。

> .\[環境名]\Scripts\activate

これでOK.

ただ、たまにアクティベーション用のコマンドがターミナル側の実行ポリシーにより、許可されていないことがあります。

この際は、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、xxxを読み込むことができません」といった、エラーメッセージが吐き出されます。

その場合は、以下のコマンドで実行ポリシーを変更してやりましょう。

> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process CurrentUser -Force

これは最初の一回のみ実行でOKです。

仮想環境から抜け出す

仮想環境から抜け出すときは、

> Deactivate

と打てば終わりです。

実際の実行例

Powershellで仮想環境構築から抜け出すまでを行ったコンソール画面を参考までに貼り付けておきます。

ちなみに、作った仮想環境はフォルダとして、作成したディレクトリにできることになります。

まとめ

まとめ

今回は、venvでの仮想環境構築をまとめた記事でした。

venvで作った仮想環境に入った後、pipで好きなモジュールをインストールして、作りたい環境を作ってください。

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