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過去の記事で紹介したように、OpenAI社の対話型AI ChatGPTがMicro Soft 製ブラウザBingに実装されました。
しかもBingに実装されているのは最新のGPT4ベースで、これを無料で使えます。
ニュース記事 : 「新しいBing」のエンジン、実は「検索用にカスタマイズしたGPT-4」
少し前まではプレビュー版だったため、公式HPの『順番待ちリスト』に登録し、順番が来たら使用できる形式でした。
しかし、つい最近、通常のBingにもチャット機能は展開されたようです。
そこで、試しに使ってみたので、その備忘録を残しておきます。
事前準備 : マイクロソフトアカウントの入手
チャット機能を含むMicro Soft のAI機能を使うには、Micro Soft アカウントが必須になってます。
これから紹介するBingのチャット機能を使おうとすると、ログインを求められます。
Officeソフトなどを使っている人は既に持っているでしょうが、持っていない人は入手するようにしましょう。
アカウントの入手は無料なので、気兼ねなくアカウント設定をしましょう。
BingでChatGPTのチャット・文章作成機能を使う
チャット機能を使う
Bingのチャット機能は文脈を考慮しており、前の会話の流れも加味して回答してます。
対応しているやりとりは15往復20往復(23年3月現在)までで、それを超えると新しいトピックスの会話として新たに会話することになります。
また、ChatGPTでは関連Webサイトのリンク切れが頻発してました(関連記事)が、BingはWebブラウザということもあり、紹介されたWebサイトのリンク切れはないです。
チャット機能の使い方は2種類あります。
メイン画面でチャット機能を使う
こちらは主流の使い方になります。
もしBingをインストール後に何もしていないようなら、以下の手順でチャット機能にアクセスします。
- Step1Bingを立ち上げて、検索バーを選択してEnter
- Step2Bingのトップページに移るので、チャットをクリック
これでチャット機能のメイン画面に遷移しますので、チャットを開始してください。
サイドビュー画面でチャット機能を使う
サイドビュー画面からもチャット機能を使えます。
ただし、こちらは画面のサイズ上、過去のやりとりが見にくいこともあり、サブ的な使い方になると思います。
Bingのアイコンをクリックすると展開されるメニューの『チャット』から使用できます。
文章作成機能を使う
文章作成機能は、ツールバーで展開されるメニューの『作成』で使用できます。
書いてほしい文章の種類・トーン・形式・長さを選ぶと、文章を作ってくれます。
試しに、新しいBingに実装されたChatGPTの紹介記事を書いてもらいました。
こんにちは、皆さん!今日は、新しいBingに実装されたChatGPTの紹介記事を書きたいと思います。ChatGPTとは何かというと、人工知能(AI)を使って自然な会話を生成するシステムです。Bingの検索ボックスに入力すると、ChatGPTが返答してくれます。例えば、「今日の天気は?」と聞くと、「今日は晴れて暖かいですね」と答えてくれます。もちろん、天気だけでなく、色々な話題に対応できます。趣味や好きな映画、音楽、本など、気軽に話しかけてみてください。ChatGPTは、自分の言葉や知識を使って文章を生成しますが、必要に応じてウェブ検索も行います。例えば、「最新のニュースは何ですか?」と聞くと、「最新のニュースは、東京オリンピックが開幕しました」と答えてくれます。ChatGPTは、常に学習していますので、どんどん賢くなっていきます。しかし、完璧ではありませんので、間違ったことを言ったり、理解できなかったりすることもあります。その場合は、ご了承ください。ChatGPTは、Bingの新しい機能の一つですが、他にも色々な機能があります。例えば、詩や物語やコードや歌詞などを生成することもできます。また、英語や中文や日本語やEspañolやFrançaisやDeutschなどの言語に対応しています。Bingは、皆さんにとって便利で楽しい検索エンジンになるように努めています。ぜひ、新しいBingをお試しください!
コンピュータが書いたとは思えない違和感のない文章です。
ブログ記事なんてもうこれでもいいような、、、とか思いますが、これからも頑張ろうと思います。
ChromeでもBingのチャット機能なら使える
ChormeでBingのサイトにアクセスしても、Bingのチャットモードは使えません。
でも、Chromeで『Bing Chat for All Browsers』というの拡張機能を入れると、ChromeでBingのチャット機能を使えるようになります。
拡張機能をインストール後に、拡張機能が並んでいるアイコンのBing Chat for All Browsersをクリックするとメニュが展開します。
このメニューの『Open Bing Chat』をクリックすると、ChromeでBingのチャット機能が使えるようになります。
ただし、ChormeではBingの文章作成機能は満足に使えないです。
(私は使い方が見つけられなかった。。。)
試しに、同じお題でチャットに文章作成をお願いしてみました。
確かに文章作成してくれていますが、Bingのブラウザで作成した文章よりも明らかにタンパクな文章になってしまいました。
文章作成機能で長めの文章を作るなら、Bingのブラウザを使った方がよいです。
ChatGPT機能はOfficeソフトに搭載予定
ちなみに、Word, Excel, Powerpointに代表されるOfficeソフトにChatGPTの機能が搭載されることが既に発表されてます。
ニュース記事 : ワードやエクセルと「GPT-4」が合体 「Microsoft 365 Copilot」発表 日本のDXも爆速化?
今のうちに操作に慣れておくと、将来仕事がしやすくなるかもしれませんね。
画像生成機能Bing Image Creatorは英語入力限定
最後に、これからBingに搭載予定の画像生成機能Bing Image Creatorについて紹介します。
こちらは、OpenAI の最新 DALL∙E モデルをベースに作られた画像生成機能で、入力された単語・文章をベースに画像を生成します。
追々はBingのブラウザのサイドメニューに画像生成ボタンが追加されるようです。
今はPreview版ということもあり、英語版Bingブラウザ以外はサイトにアクセスする必要があります。
入力言語は英語のみで、比較的珍しい単語の場合、倫理的に問題ないかの検閲のためにすぐに画像生成されません。
私は『Chinese-style noodles』と入力すると、レビューに回されてすぐに画像が出ませんでした。
成功例はこちらで、バーで一人で飲むウサギを印象派風に描いてもらいました。
これが無料で使えるのは驚きです。
先行事例を見つけて、GhatGPT・新しいBingなどのAI機能を使いこなそう
GhatGPTを中心としたAI機能はできることが多すぎて、何ができるかを把握するのが大変になってきてます。
そのため、Web検索などで使用事例をたくさん見てみるのが一番です。
例えば、SaaSisという会社では、使いこなし例を記事にしてくれています。
また、Twitterでも使い方をまとめている情報が見つけられます。
ここ数か月で、精度・汎用性の高いAIツールが一般ユーザーでも簡単に操作できるようになってきました。
もう少しすると、『AIツールを使いこなせない = 業務効率が悪い』となるでしょう。
世の中の流れに取り残されないようにするためにも、技術に触れる機会を積極的に設けつつ、情報収集を怠らないようにしなくてはと自戒する今日この頃です。
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